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2011年 Dr.石井の海外レポート
マレーシア・タイ研修レポート
1月30日から2月6日まで、マレーシアとタイへ研修に行って参りました。
インプラントに従事する歯科医師として、世界の最新のインプラント事情を学ぶ事が重要であると常々認識しております。
日本でもますます普及してきているインプラント治療ですが、今回の研修において、海外の様々なインプラント事情を体感して参りました。
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ご一緒に行動させて頂きました先生方です。 |
まず最初に訪れたのは、Amim Dental Surgery(アミン デンタル サージェリー)です。
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クリニックの受付にて。 |
Dr. Amim Sarnon |
Dr. Amim Sarnonは、インプラントのスペシャリストです。
治療を見学させて頂き、インプラントについて意見交換をさせて頂きました。
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治療風景。 |
マレーシアはイスラム教徒です。小学生以上の女性は皆さん「ヘジャブ」と呼ばれるヘッドスカーフをしています。もちろん仕事中もしています。
ちなみに、街を走るトヨタ車を見せてもらった所、エネルギーはガソリンではなく、プロパンでした。
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マレーシア ジョホールでは学会に出席して参りました。
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学会会場のコンベンションセンターです。 |
2月3日 シンガポールからタイ バンコクへ移動。
シンガポール チャンギ国際空港の一角にあるBUDGET TERMINAL(バジェットターミナル)からTiger Airwaysでバンコクへ向かいました。
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昨今航空業界ではLCC(ローコストキャリア)の躍進が注目されていますが、Tiger AirwaysもLCCのうちの一社です。LCCの各社は、バジェットターミナルを使用しています。
ターミナルには、手軽で短時間に食事を済ませることのできる飲食店と最小限のお土産が揃う程度の専門店があります。子供たちの遊ぶ場所や、無料のワイヤレスインターネット環境など、ツーリストが快適に過ごせる設備も揃っていました。
ツーリストの最低限のニーズは完璧に充足する。そしてそれがより低いコストでの飛行機の運航を実現し、幅広いツーリストの集客に繋がっているのですね。
バンコクでは、まず、Promjai Dental Clinicを訪れました。
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院長Dr.Achara Pandaeng と一緒に。 |
院内見学をさせて頂きました。常勤の日本人の衛生士さんがいらっしゃいました。
次にYanhee International Hospitalを訪れました。
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ヤンヒー病院は10階建ての近代的な病院。 |
美容・整形外科の総合病院です。
最新鋭の医療設備を導入し、医療技術も高水準。世界的にも超一流の評価を得ています。
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院内をローラースケートで走る女性達 |
広い院内を、カルテなどの書類をメッセンジャーがローラースケートをはいて運びます。
日本では考えられない光景でした。日本では、患者さんにぶつかったら危ないとクレームが出そうですね。
次に、Bumrungard International Hospitalを訪問。
バムルンラード病院は、アジアでも最高峰の総合病院で、外国からの患者さんが多い事で知られています。料金が欧米に比べ安い事に加え、安心して治療を受けられるという心理面も大きな要因のようです。
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バムルンラード病院正面 |
院内ロビーの風景 |
院内にはスターバックスやマクドナルドがありました。
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ロビーにあるマクドナルド |
ドナルドが手を合わせてワイのポーズを取っています。タイならではですね。
「ワイ」というのは、相手に対して手を合わせて微笑む仕草です。これはタイ人にとってとても大事な挨拶の方法です。
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多国言語対応の病院 |
様々な国の言葉の病院パンフレントがありました。
海外からの患者さんは、年間40万名以上、190ヶ国にものぼるそうです。これほど多数の海外からの患者さんを治療している病院は、世界中でバムルンラード病院以外にないかもしれません。
院内では英語が広く使用されていますが、他の言語を話す患者さんの為に、100名以上の通訳者を雇用し、患者さんのコミュニケーションを支援しているそうです。
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デンタルセンター |
デンタルセンター受付 |
バムルンラード病院の歯科センターを視察して参りました。
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Dr.Boonchai Issarapisitと一緒に |
マレーシア・タイの研修の旅路は、新しい知識を得る事ができ、とても有意義なものとなりました。今回の得た知識をまた新たに日々の診療に役立てて参る所存です。
2010年 Dr.石井の海外レポート
ハワイ研修レポート
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2010年5月1日から5日まで、ハワイへ研修に行って参りました。
海外の著名な先生の講演を時下に聴ける機会であり、また海外の歯科医事情に触れる研修内容で、真摯に勉強させて頂きたい思いで
行って参りました。
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日本との時差は19時間。気温は30度。
常夏の楽園は、日本と比較して湿気がないため、「爽やかな暑さ」でした。
ワイキキ・ビーチを背にして立つ「デューク・パオア・カハナモク」(1890〜1968)。
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ハワイ大学
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ハワイ大学(University of Hawaii at Manoa)は、ワイキキの北側マノアにありますが、医学部だけはカカアコにあり、 ダウンタウンからアラモアナの間で、ワード・ショッピングセンターが中心にある地域です。海に隣接している カカアコキャンパスは、お散歩も楽しめ、のんびり過ごすにはうってつけかもしれません。
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校舎はガラス張りで吹き抜けになっていて、 開放的で明るい印象でした。校舎から見るビーチも絶景でした。 |
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まず最初に、ハワイ大学 医学部 解剖学講座教授 スコット・ロザノフ先生のインプラント解剖学の臨床講義を受けました。 写真撮影禁止だった為、講義風景を載せる事が出来ませんが、スコット・ロザノフ教授の監修のもと、すばらしい環境施設 の整ったハワイ大学内の講義室・実習室にて研修させて頂きました。
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解剖学を学ぶ事は、極めて重要な事です。
インプラント施術に際して、解剖学的事項を念頭に置いて、種々の検査を行った上で慎重に処置を施すことが適切な処置、
すなわち偶発症の防止につながるからです。
さて、次に、東京歯科大学 安部 伸一 教授の講義を受けて参りました。
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安部教授の講義風景。 |
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阿部教授も、インプラント解剖学の権威です。 |
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歯科インプラント術の対象となる顎骨は、歯の喪失に伴い形態が大きく変化します。
顎骨に付着する筋、顎骨周囲に走行する脈管、神経についても、歯を喪失した後の顎骨の形態に関連づけて考えなければなりません。
インプラント施術に際して、患者さんがどのような顎の状態か、そしてそれに伴い変化する顎骨周囲の解剖を理解していくことが
偶発症防止に役立つのです。
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上記の顎間節接の4枚の写真ですが、
1番は、下顎骨の下顎頭が、側頭骨の関節窩に深く入り込んでいます。
2番は、入り込みが浅いです。
3番と4番を比較してみると、4番の方がかなり浅く、骨自体も痩せています。
実は、1番はトラの顎関節で、2番はヤギ、3番は若いヒト、4番は総入れ歯のお年を召した方の顎間節です。トラのような肉食動物は、
獲物に噛み付き絶対に離れないよう、下顎頭が下顎窩に深く入り込んでいます。人間の場合、歯が欠損することによって、
さらに間節が擦れて、溝も浅くなります。
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研修を終え、ハワイ大学の修了証明書を頂きました。 |
ハワイ大学 修了証明書。 |
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アラモアナ・ショッピングセンター。
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パンナムビル 12F 株式会社アソインターナショナルを訪問。 |
アソインターナショナルは、日本最大の歯科矯正専門技工所として、各種矯正技工物を、日本国内のみならず海外にも提供しています。 世界規模での営業活動をされていて、ハワイにも営業所をお持ちです。
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パンナムビル 13F DenTec International. Inc.を訪問。 |
デンテックは、デンタル業界を常にリードしているアメリカ西海岸を本拠地とし、常に最先端の技術、情報を提供している歯科技工所です。 10年前に訪れた際は、スタッフ全員日本人でしたが、今回は、日本人の他に韓国人や現地の方もいらっしゃいました。
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DenTech Manager Mr.Nobuhiro Maeda と一緒に。 |
パンナムビル 5F Katsuhiko Sano, D.D.S., Inc. を訪問。
私の高校時代の同級生が開業している歯科医院です。院長の佐野 克彦先生は、アロハシャツで診察されています。ハワイでは、
アロハシャツはオフィスやレストランなどでも着用されるだけでなく、式典や冠婚葬祭でも着用が許される
「ハワイにおける男性の正装」として認知されています。
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佐野 克彦先生と一緒に。 |
花嫁さんに出会ったり、路上パフォーマーに出会ったり、楽しい雰囲気いっぱいの街でした。
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ハワイ研修を終えて、あっという間の研修期間でしたが、中身の濃い充実した内容でした。研修で習得した知識と技術を積極的に 日々の診療に役立てていく所存です。
2009年 Dr.石井の海外レポート
スウェーデン研修
およびヨーロッパインプラント学会(EAO)参加レポート
2009年9月今年も海外研修に行って参りました。
現在、インプラントは日本においてもますます普及し以前に比べより身近な治療方法となってきました。しかしながら欧米諸国と 比較すると保険制度の違いもあり、まだまだ一般的には普及しているとは言えません。
そのような中、インプラント発祥の地で最先端のインプラント治療や技術、最新のシステムについて学ぶことで、日本の 置かれている立場もまた学ぶことができました。
私にとっては日々使用しているインプラントですが、患者様により安心して頂けるよう製品の成り立ちや特徴、インプラント手術に 関する新しい知識や技術を学び努力することは大変重要なことだと認識しております。
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北欧の町並みの美しさには毎回感動します。 |
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アストラテック本社
最初の研修先はスウェーデンに本社を置くアストラテックデンタルです。
世界各国には数多くのインプラントメーカーがありますが、多くの研究や文献に基づき信頼性を確立しているインプラント メーカーはアストラテックデンタルを含めわずか4社と報告されているとのお話がありました。
最新のインプラント普及率を表したグラフです。10,000人あたり現在日本はフランスと同水準とのことですが、スウェーデンと 比較すると約4分の1となっており、まだまだ普及率が少ないとのことでした。
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インプラントの上部につけるアバットメントと呼ばれるパーツです。以前は金属に限られたものがほとんどでしたが、 最近ではジルコニアという丈夫な白色の素材で作られたものも開発されています。
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アストラテック社 講義風景。 |
アストラテック社 ライブオペ風景。 |
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アストラテック社 シェル副社長 と 広報担当ビクトリアさん。 |
イエテボリ大学
次の研修先はスウェーデン・イエテボリ大学です。
イエテボリ大学はインプラントに関する臨床・研究においても世界最先端機関の一つです。
今年も当大学での研修を受ける機会を与えて頂き大変栄誉に思います。
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緑も多く素敵な建物も並ぶイエテボリ大学。インプラントのみならず 歯科についての最先端の臨床・教育・研究が行われています。 |
イエテボリ大学 カーンバーグ名誉教授の講義風景。 |
上顎にインプラントを埋入する際に、わずかに骨が不足している場合の処置方法についての講義です。
インプラントを埋入する際に十分量の骨がない場合は事前に骨を増量させて埋入しますが、この方法ではあと数ミリの骨量が 欲しい場合、事前に骨を増量させることなくインプラントを埋入する際に同時に上顎の骨に近接する空洞(上顎洞)への処置を 行うことによってインプラントを安全に埋入します。手術期間の短縮、外科的侵襲の軽減など患者様の負担をより少なくするため にも非常に有効な手法です。
1年後、インプラント周囲は骨で覆われ安定した状態となり経過良好です。
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イエテボリ大学、オペ風景。 |
この日参加したオペは下顎にインプラントを埋入する際に十分量の骨がない場合、事前に骨を増生させ、期間を置き、 より安全にインプラントを埋入するケースでした。
今年度より顎顔面外科名誉教授になられたカーンバーグ先生から、研修プログラムの認定証を授与して頂きました。 今年も無事に研修を終え認定証を頂いたことに大変栄誉に思います。
ヨーロッパインプラント学会
(EAO:European association for osseointegration)
スウェーデンでの研修も修了し、最後に今回で18回目を迎えるヨーロッパで最大のインプラント学会(EAO:European association for
osseointegration)に参加してきました。今年はモナコ公国での開催ということもあり例年以上の盛り上がりでした。
この発表は前歯を抜いてインプラントを埋入する際のケースでした。前歯は審美ゾーンと言われ、見た目が非常に重要になってきます。
また、見た目に関係がある分、出来るだけ早期に治療を終了することも重要な要素になってきます。一般的なケースとして歯を抜いた際、
十分量の骨があれば傷の治りを一旦待ち、その後インプラントを埋入、骨と結合し安定したのち歯を作製するといった順序になります。
しかし十分量の骨がない場合などは、それに付け加え骨を増生する処置や期間も加えられます。そうなるとインプラントの
本来の弱点である「治療期間がかかる」処置になってしまします。
しかしこの症例では、期間をあけず、歯を抜く→骨を増やす →インプラントを埋入する→仮の歯を取り付けるという工程を一度に行います。そうすることで治療期間の多くを短縮するというものです。 このような方法は材料の進歩とともに次第に定着しつつあり研究結果も多くでるようになってきていますが非常に興味深いものでした。
歯周病学の世界的権威Jan lindhe名誉教授が議長を務める講演を今年も拝聴することができました。
フランスのKhoury先生からは見た目が重要な因子となる審美ゾーンのケースについて発表がありました。審美ゾーンでは硬組織(骨)と 軟組織(歯肉)の長期にわたる安定と調和が非常に重要な要素となってきます。優れたインプラントや歯を作製する際の材料の開発が 進みますます良好なものとなってきています。また長期の安定を支えるものとして治療後のメインテナンスの重要性についても お話されておられました。
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ノーベルバイオケアー社のブース |
アストラテック社のブース |
今年のスウェーデンでレクチャーをして頂いたアルブレヒトソン教授とリンデ教授の対談がありました。インプラントと歯の違いについて のお二人の討論は時折、冗談を交えながらも熱く、会場全体が飲み込まれるような迫力があり、大変貴重なお話を伺うことができました。 日本から来た僕には歯科界を代表するお二人の対談は夢のような対談で来た甲斐があったなぁと強く思いました。
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ノーベルバイオケアー社のブース |
スウェーデンの研修から始まり、モナコでの学会まで、日本だけではなかなか習得しきれない知識や技術を得ることができ、大変充実 した研修ツアーとなりました。
研修を積み重ねる度に、日進月歩で進化するインプラントについての様々な知識や技術を研鑽することの重要性を感じつつ、 明日からの診療にまた役立たせるよう頑張る所存です。
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2008年 Dr.石井の海外レポート
スウェーデン短期留学
およびヨーロッパインプラント学会(EAO)参加レポート
2008年9月、この度、私はインプラント先進国であるスウェーデンへ短期留学して参りました。
今回の留学の目的は、インプラント発祥の地、そしてインプラント先進国であるスウェーデンでの現在のインプラント 治療を実際に訪れることにより学び、多くの著名な先生方のオペレーションに参加、またディスカッションすることで 最新の知識・技術を習得し、日々の治療へ役立てることにございます。
日本でも近年、インプラント治療は歯を喪失した際にブリッジや義歯に代わる優れた治療方法として認知され、選択肢の一つ として普及してきましたが、インプラント先進国に比較するとまだまだ特別な治療方法と認識され広く普及していないのが現状です。
そのような中、インプラント治療の有用性を認識し、最新の知識・技術を学び、患者様に安心してインプラント治療を提供できるよう 努力することは、私の使命でもあります。
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スウェーデンの街並みです。北欧のキレイな景色と空気に癒されました。 |
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アストラテック本社
まず最初にスウェーデンのイエテボリにあるアストラテックというインプラント開発メーカーの本社に訪れました。 アストラテック社は世界で最も有名なインプラントメーカーの一つです。
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アストラテック本社前にて。 |
アストラテック社では、同社インプラントの開発経緯やコンセプト、最新のソリューション等のレクチャーを受けました。 インプラントの素材や特徴・特性を知ることは治療を行う上でとても重要なことです。本社ならではの大変貴重なお話が聞けました。
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スウェーデンの街並みです。北欧のキレイな景色と空気に癒されました。 |
アストラテック社研究開発責任者 スティグ・ハンソン博士の講義風景。 |
アストラテックインプラントの研究開発責任者であるスティグ・ハンソン博士のレクチャーを受ける機会も頂きました。 今回、是非お話をお伺いしてみたかった先生のおひとりです。
同氏は、ノーベルバイオケア社のインプラント、ブローネマルクシステムの開発にご尽力され、現代インプラントの基礎を 築かれた博士です。
インプラント体には様々な要件が必要ですが、その中でもインプラントの表面部分の性状は骨との結合に関与する重要な部分です。 工学博士でもあるハンソン博士はインプラント体の研究、質の向上に努力し、その後、アストラテック社にて機械的・科学的・ 生物学的に優れた要件を備えたインプラントを開発されました。
イエテボリ大学
次に訪れたのは、スウェーデン・イエテボリ大学大学院サーレンスカ病院です。イエテボリ大学はインプラント治療の総本山 とも言える大学で、世界中から多くの歯科医師が研修に訪れます。
イエテボリ大学での研修目的は同大学顎顔面外科主任教授カール・エリック・カーンバーグ教授の講義および手術に参加することでした。
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サーレンスカ病院前にて。 |
カーンバーグ教授の講義にて。 |
インプラント治療は成功率の極めて高い治療法ですが、ごく稀に偶発症と呼ばれるトラブルが発生することがあります。
その際の対処法についての様々な処置法について知ることは大変重要なことであります。カーンバーグ先生のレクチャーでは 主に偶発症発生時の適確な対処法についてご教授頂きました。
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オペ参加時の様子。今回のケースは骨量の少ない部位に事前に 人工骨を用いて骨を造成させ、十分に骨量を獲得した後にインプラントを埋入するというものでした。 |
カーンバーグ教授より研修終了後に研修プログラムの認定証を頂きました。 |
インプラント治療に従事している私にとってたいへん光栄なことで感激いたしました。
イエーブレカウンティホスピタル
次の研修先は、スウェーデンのイエーブレという都市にあるイエーブレカウンティーホスピタルという公立の病院です。 イエーブレカウンティ病院は近代的な総合病院で、顎顔面外科は多くのインプラント症例を持つ専門科です。
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今回の研修でご一緒させて頂いた先生方と。 |
一般診療室の写真です。 |
日本の歯科医院と比べてゆったりと作られており、従事者にとっても患者様にとってもゆとりのあるデザインが特徴的でした。
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とても丁寧で確実なオペで大変勉強になりました。 コンセプトや手技についても詳細に教えて頂きました。 |
オペ研修終了後 |
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ヨーロッパインプラント学会
スウェーデンでの研修も無事終了し、最後にポーランドに移動、ワルシャワで開催されたヨーロッパインプラント学会
(European Association for Osseointegration:EAO)という学会に参加してきました。
EAOは今年で17回目を迎える世界トップクラスの臨床家や研究者、開発メーカなどが一堂に会する学会です。
会場となったCulture Science Palace(文化科学宮殿)は、ワルシャワの中心部に位置し、スターリンからの贈り物として 1952年から4年かけて建設されました。現在は、コンベンションホール・コンサートホール・劇場などとしても利用されています。 大変、格式ある歴史的な建造物で、中は宮殿のようでした。
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歯周病学の世界的権威、Jan Lindhe博士の講演です。学生の頃の歯周病学の教科書にも必ず載っているほど著名な先生です。
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講演終了後にLindhe先生とご一緒に。 |
世界中の歯科医療に従事しておられる多くの先生方や衛生士の方々がリンデ先生の研究や考えに触れ学んでおられます。 またリンデ先生はインプラントと歯周組織についても数多く研究されておられます。
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スウェーデンの研修から始まりワルシャワでの学会まで、世界で活躍されておられる先生方のオペに参加そしてディスカッション、 またインプラントに関する最新の知識や技術に触れ、と本当に濃密でたくさんの出会いがあった大変有意義で勉強になった研修でした。 今回で得たものをまた明日からの診療に役立たせるよう今後も頑張る所存です。






























































































